決めました。
吃音症とは幼少期に発症してからかれこれ20年以上の付き合いになります。
いままでは、
「吃音症じゃなければ自分はもっといろんなことができる」
とか
「いまのタイミングでこの言葉を言えてたらウケてたのにな」
とか、日々の葛藤が多々あって、自分のことが好きになれずにいました。
成人してからは
言語聴覚士の先生に診てもらったり、fMRIを受けたりと色々と治す努力もしたつもりだけど、結局長続きせず挫折。
自分が悪いんだけどもね。
ただ、歳を重ねていくにあたって、治すのもひとつの手だけど、吃音を受け入れて共に生きていく。
というのもひとつの手かなと考えられるようになってきたんです。
もう個性として受け入れちゃおう!
とまではいかないけど、だいぶ気持ちは楽になりました。
これが自分にとっての大きな一歩になったかなと思ってます。
100人に1人が吃音症といわれている世の中で
自ら命を落としてしまう人もいると聞きます。
そうしてしまう気持ちは痛いほどよく分かるし、吃音症の当事者にしか分からないことだと思います。
だけど、精神障害者保健福祉手帳の交付が認められたケースがあったり、吃音に対する世間の認知度は少しずつではあるけど上がってきてるんじゃないかなと感じてます。
まだまだ吃音症の人には生きづらい世の中ですけどね。
とりあえず、ぼくは吃音症と共に生きていこうかと。